「おーい!サッカーやるぞ」 | |
「いいっすね」 | |
「……」 | |
「あ、サッカーじゃなくて、アレだ、猿? さる? サル!?」 | |
「フットサル?」 | |
「そうそう、それそれ!」 | |
「……」 |
3人が勤める会社クリエイティブPRの、ある月曜日の朝の情景。
唐突な思いつきでベラベラしゃべる豪田、本当に乗り気なんだかどうだかは知らないけれど笑顔で調子を合わせる黒柴、まーったく無視して仕事をする西園寺。 これ、別に珍しくもなんともなく、いつもの風景ではあるのですが、この日はちょっと違ってた。 |
はい、こうなると、なぜか頼れるのが黒柴くんです。 |
態度のでっかい部長が小さくなってメガネ女子に説教されてる間にパソコンをカチャカチャ。検索結果を見てニコリ。 |
「もしかしてメリメロ(http://melimeloxo.com/)ですか?」 | |
「それ!それだよ!」 | |
「??」 | |
「前から知ってたんですか?」 | |
「じゃなくて、オレの友だちに豪田ヨシオ部のことを話したら、そいつ昔から休日に草サッカーやってて、『こういう団体がある』って教えてくれて……」 |
「メリメロ」はフランス語で「ごちゃまぜ」という意味。この名前が意味する通り、「障がいの有無に関係なく、皆が一緒にスポーツを楽しめる場を提供する」のが「meli-melo」です。代表の中村祥子さんは生まれつき耳が聞こえませんでしたが、大学時代に出会ったのが障害を持つ人たちによるフットサルやサッカーの存在。自ら参加もしていくうちに、その素晴らしさにハマり、さらなる可能性も感じて「meli-melo」を立ち上げたのだそうです。「ごちゃまぜ」を楽しむこと、皆で体感すること、をテーマに誕生した「meli-melo」は、これまで数々のサッカー、フットサル・イベントを開催してきました。 |
豪田が参加したというmeli-melo主催のフットサルフェスタには大勢の人が集まりました。障がい者も健常者も。
豪田がまず驚き、そして感動したのは、この大勢の人たちのほとんどが「参加者」だったこと。つまり「皆が主役」だったことです。世の中には、障がいを持つ人たちが選手になり、健常者たちが応援団になるようなスタイルの大会もあります。もしかしたら、そういう形のほうが多いのかもしれません。 ところが「ごちゃまぜにこそ意義がある」と考えるメリメロは、あえて「皆が参加者」の姿勢を貫いていたのです。 |
豪田にとって、障がいを持つ人たちと何かをする、という体験は初めてでした。 だから、最初のうちはおっかなびっくり。「オレみたいにガサツな男が本気でプレーしたら、ケガをさせちゃうかも」なんて気持ちもありました。 ところが、始まってみたら立場が逆転。 本気出して走って、蹴って、コミュニケーションして、という風に動かないとついていけないくらい激しい試合展開。それがメチャクチャ楽しく、なおかつ、いくつもの発見に満ちていたのです。 |
そんなわけで、決定!! |
豪田ヨシオ部の初めての部活! 「melimelo×豪田ヨシオ部 フットサルフェスタ!」 |
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【主 催】 melimelo×豪田ヨシオ部 【開催日】 2013年6月30日(日) 14:00 ~ 17:30 受付:13:30 【開催地】 フットサルクラブ東京 豊洲テントドーム 最寄駅:有楽町線/ゆりかもめ「豊洲駅」徒歩5分 〒135-0061 東京都江東区豊洲2-1 【参加費】 大人:\2,000 中学生/高校生:\1,500 小学生:\500 ※豪田ヨシオ部部員の方は\500割引! 『当日までに部員登録しとけよ~』 by 豪田 【詳細・参加申込】 http://melimeloxo.com/main/?cat=3 ================================= |
そして 豪田部長からも皆さんにお願い! |
《後編》へ、つづく~~ |
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