「おーい!サッカーやるぞ」 「いいっすね」 「……」 「あ、サッカーじゃなくて、アレだ、猿? さる? サル!?」 「フットサル?」 「そうそう、それそれ!」 「……」 3人が勤める会社クリエイティブPRの、ある月曜日の朝の情景。 唐突な思いつきでベラベラしゃべる豪田、本当に乗り気なんだかどうだかは知らないけれど笑顔で調子を合わせる黒柴、まーったく無視して仕事をする西園寺。 これ、別に珍しくもなんともなく、いつもの風景ではあるのですが、この日はちょっと違ってた。 「で、そのフットサルをいつやるかが問題なんだよ。 な、西園寺? いつがいい?」 「はあ? 私やりませんよ。興味ないし」 「なに言ってるんだ、豪田ヨシオ部の記念すべき最初の部活だぞ!」 「きい!!いつからスポーツの部活になったんですか?(怒)」 「あわわわ……ちがう違う(大汗)、障がいを持つ人たちと一緒にやるフットサルなんだよ」 「はあ? 話が見えません。どうしていつも物事を整理して話せないんですか? だいたい、部長はいつも(ガミガミ、キーキー)……」 はい、こうなると、なぜか頼れるのが黒柴くんです。 態度のでっかい部長が小さくなってメガネ女子に説教されてる間にパソコンをカチャカチャ。検索結果を見てニコリ。 「もしかしてメリメロ(http://melimeloxo.com/)ですか?」 「それ!それだよ!」 「??」 「前から知ってたんですか?」 「じゃなくて、オレの友だちに豪田ヨシオ部のことを話したら、そいつ昔から休日に草サッカーやってて、『こういう団体がある』って教えてくれて……」 「メリメロ」はフランス語で「ごちゃまぜ」という意味。この名前が意味する通り、「障がいの有無に関係なく、皆が一緒にスポーツを楽しめる場を提供する」のが「meli-melo」です。代表の中村祥子さんは生まれつき耳が聞こえませんでしたが、大学時代に出会ったのが障害を持つ人たちによるフットサルやサッカーの存在。自ら参加もしていくうちに、その素晴らしさにハマり、さらなる可能性も感じて「meli-melo」を立ち上げたのだそうです。「ごちゃまぜ」を楽しむこと、皆で体感すること、をテーマに誕生した「meli-melo」は、これまで数々のサッカー、フットサル・イベントを開催してきました。 「いい」(サイトを食い入るように見て目がキラリ) 「だろ!(説教から脱出できてホッとしてる)。だから、ここのフットサルフェスタにオレも行ってきたんだよ。めちゃくちゃ楽しかったんだ!」 「障がいって言ってもいろいろありますよね?」 「そうだよな。でも、フットサルフェスタの場合、特定の障がいだけを対象にしていないらしいんだ。だから、いろんな人がいたけど、みんなで一緒に試合をしたんだ」 「ほんとにいい」 「ぶっちゃけ聞きますけど、それで試合になるんですか?」 「そう思うだろ? これがなるんだよ!」 「やりますよ!(燃えている)。 いつやります? 私たちに何ができます?」 豪田が参加したというmeli-melo主催のフットサルフェスタには大勢の人が集まりました。障がい者も健常者も。 豪田がまず驚き、そして感動したのは、この大勢の人たちのほとんどが「参加者」だったこと。つまり「皆が主役」だったことです。世の中には、障がいを持つ人たちが選手になり、健常者たちが応援団になるようなスタイルの大会もあります。もしかしたら、そういう形のほうが多いのかもしれません。 ところが「ごちゃまぜにこそ意義がある」と考えるメリメロは、あえて「皆が参加者」の姿勢を貫いていたのです。 「すばらしいこだわりですね。一緒に何かをすることで、初めてわかりあえることもあるだろうし」 「でも、たとえば目が不自由な人はボールの場所をどうやって知るんですか?」 「ボールの中に鈴が入ってるから、音でわかるんだよ」...
2013年5月29日水曜日
2013年5月22日水曜日
豪田ヨシオ部 部活第2弾は、岩手県陸前高田市広田町へ!!
こんにちは。豪田ヨシオ部の良心? 副部長の黒柴です。facebookに豪田部長が投稿した通り、5月17日(金)、岩手県陸前高田市広田町で活動を続ける「復興支援団体SET」http://set-forjapan.jimdo.com/ の三井俊介さんと岡田勝太さんが豪田ヨシオ部に遊びに来てくれました。以前、僕が三井さんのお話を聞く機会があり、東京に来たら寄ってねと言ってたら、本当に来てくれたんです。 東日本大震災が起きた2011年3月、三井さんは大学生。すぐに陸前高田市へ向かい、市の中心部から離れた広田町で活動を始めました。そして2012年春、東京の大学を卒業後、広田町に移り住み、後輩の岡田さんをはじめ仲間達と地域に密着した活動を続けています。 僕が三井さんの話に感銘を受け、共感したことがいくつかあります。まず、50年後にこの町が無くなってしまうかもしれないと広田町の皆さんが考えていること。そして、そうならないために地域の魅力を地域の人たち自身が再発見し、外に伝えていこうと考え、三井さん達が地域の方々と一緒に活動していること。 考えてみれば、日本の総人口が減少しつつある今、50年後に無くなるかもしれないのは広田町に限ったことではありません。若い世代が極端に少なく高齢化が著しく進む広田町は、近い将来の日本社会の縮図かもしれないと僕は思うんです。 三井さん達は今、主に大学生を対象にした7日間から長期の研修企画「チェンジメーカープログラム」を立ち上げようとしています。その目的は、「一人一人が、新たな学び、刺激を受け、挑戦する場づくり」。これを聞いた時、まさに豪田ヨシオの部活の心と一緒だ!と、冷静沈着で通している僕にしては珍しく、熱い思いが湧き上がって来るのを隠せなかった。 そこで、豪田ヨシオ部の部活第2弾は、陸前高田市広田町へ! 大学生のように長い時間が取れない社会人のために、まずは広田町を訪ね、三井さん達、地域の皆さんと交流する短期間の企画です。海あり山ありの地域の魅力や、復興の取り組みについて知ることが、僕達が住む地域の課題、社会課題を考えるきっかけになり、皆さんの仕事にも反映されることがきっとある!(また熱くなっちゃった) 日程は7月下旬の予定。詳細は決まり次第アップします。乞うご期待! ...
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豪田ヨシオ
On 5/22/2013
2013年5月14日火曜日
豪田ヨシオ部、初部活は「フットサル!」に決定!!

豪田ヨシオ部http://godabu.jp/の初部活は「フットサル」! フットサルを通じて、障がい者と健常者の壁をなくす活動をしている「melimelo(メリメロ) 」 https://www.facebook.com/melimeloxoとのコラボレーションイベント「melimelo× 豪田ヨシオ部 フットサルフェスタ」! 豪田部長がフットサル仲間に誘われて、melimeloのイベントに参加したことが障がい者サッカーを知るきっかけでした。同じチームには、目や耳が不自由な方、義足の方など様々な方がいます。 最初はどのようにコミュニケ―ションをとったらよいかわからず、ぎくしゃくした雰囲気の中で試合開始。でも、ゲームを重ねるごとに壁がどんどんなくなって、1つのチームになっていく。最後は、まるで10年来友達だったように笑い合い、肩を抱き合っていたのです。そんな素晴らしい仲間との出会いや体験を、豪田部長は部員のみんなとシェアしたいと代表の中村祥子さんに掛け合い、今回の部活動が実現しました。 さらに、日本脳性麻痺7人制サッカー協会(JCPFA) 、 日本アンプティサッカー協会(JAFA)日本ろう者サッカー協会(JDFA)、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)にも直談判!特別に後援についてくれ、それぞれ選手が参加してくれる予定です。他では体験できないスペシャルなフットサルを楽しもう!! ~melimelo代表 中村祥子さんからのメッセージ~ 【melimelo】はフランス語で「ごちゃまぜ」の意味です! 障害あるなし関わらずサッカーを楽しみたい。 サッカーをスキなキモチはみんな同じだし、ピッチ上で障がいのあるなし関係なく、 一緒にボールを追いかければきっとキモチもつながると思うから。 障害をもつ人持たない人関係なくみんなで蹴りませんか? 障害者サッカーの体験もしながらいろいろ考えてみませんか? 皆さんのご参加をお待ちしております(^0^)/ <日時> 2013.06.30(SUN) 14:00 – 17:30 受付:13:30※受付時間は厳守でお願いします!着替えを済ませた上でそれぞれの時間にスタートできるようご協力をお願いします <場所> フットサルクラブ東京 豊洲テントドーム最寄駅:有楽町線/ゆりかもめ「豊洲駅」徒歩5分〒135-0061 東京都江東区豊洲2-1 http://www.mapfan.com/m.cgi?MAP=E139.47.48.3N35.39.12.6&ZM=9 <参加費> 大人:\2,000・中学生/高校生:\1,500・小学生:\500※当日受付のときに集めます ※豪田部部員の方は\500割引いたします!当日までに部員登録をお済ませください。 ※事故・怪我等に関しては一切責任を負いかねますので、予めご了承ください。保険につきましては、各自ご加入ください。 <募集人数> 100人 <内容> ・障害あるなしに関わらずチームをつくってフットサル ・障害者サッカー体験 <申し込み締切> 2013.06.28(FRI) ※募集人数定員に達した場合、期限前でも募集を締め切る場合がございます。申 込:http://melimeloxo.com/main/?cat=3 ...
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豪田ヨシオ
On 5/14/2013
2013年5月7日火曜日
デフリンピックを知っていますか?
豪田ヨシオ部、副部長の黒柴です。みなさん、GWは如何お過ごしでしたか? 僕たちは、日本ろう者サッカー協会http://jdfa.web5.jp/index.htmlの合宿にお邪魔してきました。 この合宿、実はデフリンピックに出場する選手を強化する大切なもの。 デフリンピックっていう言葉を初めて聞く人も多いと思うけど、実は、ろう者のオリンピックとして、 夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催された歴史 ある大会なんです。 そして、今年7月26日~8月4日の期間ブルガリアにて第22回夏季デフリンピック競技大会ソフィア2013が開催されます。http://www.jfd.or.jp/sc/sofia2013/ 日本代表として、メダル獲得を目指す選手のみなさんの練習は真剣そのもの。夢に向かって 活き活きとグランドを走り回る選手たちを豪田ヨシオ部としても応援していきたいと思います! 因みに日本は、サッカーの他に陸上、バトミントン、バスケットボール、サイクリング、柔道、 オリエンテーリング、水泳、卓球、テニス、バレーボール、ビーチバレーボールなど12競技に 出場。みんなも是非注目して欲しいです。 ...
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豪田ヨシオ
On 5/07/2013
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